自分の個体も含めつつ色々紹介させて頂ければと思います。
一部公開できない写真もありますのでご了承を。
1.ダイオウサソリ(コウテイオソレサソリ)(Pandinus imperator)
十数年前に界隈をざわつかせたアルビノダイオウの登場。それまでSNSも発展しておらず、サソリのアルビノに関しては写真がほとんどありませんでした。
その後の話を聞きませんがしばらしくして亡くなったという噂を聞いたような気がします。
2. ヤセンコハリオサソリ(Urodacus yaschenkoi)
オーストラリアに棲息するサソリ、英名インランドロブストスコーピオンのアルビノ発見報告です。1986年の論文にて2個体記載がありました。
昔の論文なので綺麗な写真はありませんが。
3. イツスジナメラカオサソリ(Leiurus quinquestriatus)
サソリ界一の毒性を持つと言われているデスストーカーのアルビノ。
去年持ち腹からの繁殖で計3個体が誕生しました。なかなか話題になりました。
4. ヨルダンナメラカオサソリ(Leiurus jordanensis)
デスストーカーと同属のサソリのアルビノ。目が赤いどころかほぼ色がありません。美しいですね。
5. マーチンオリバーサソリ(Olivierus martensii)
中国のサソリ、チャイニーズバークスコーピオンのアルビノ。
中国では本種が食用や漢方用にふやされており、そのラインでアルビノが発現したとのこと。既に固定繁殖されているようです。アルビノ固定はサソリで言えばこれくらいです。
こちらは私のお師匠様のお写真です。蠍大図鑑にも掲載させて頂きましたよ。ぜひご覧ください。
以上が目まで色が抜けているアルビノサソリです。
その他に通常の色とは違い、薄い色になった変異個体を紹介します。
アルビノは広義で色彩変異を指すので一応。
・ アラウシロトゲサソリ(Opisthacanthus asper)
イエローレッグスコーピオンと呼ばれる種類です。触肢("腕")と終体の色が抜けています。
こちらは韓国の親友のお写真です。こちらも大図鑑に載せさせてて頂いております。
・ ミナミアジアナメラカハサミサソリ(Liocheles australasiae)
いわゆるヤエヤマサソリです。フィリピンのルソン島産の個体がかなり体色が白くなりました。これは私のサソリです。現在繁殖までできています。
・イエメンネボサソリ(Nebo yemensis)
これも上記イエローレッグ同様 触肢の色が抜けています。これも私の個体です。同じ腹でこの子だけ色が変異しております。
これくらいですかね。アルビノのサソリは夢がありますね。
いずれいろんな種類のアルビノを産み出したいですね。特に黒い種類のアルビノは死ぬ確率が高いみたいです。アジアンフォレストスコーピオンやダイオウサソリのアルビノがちゃんと固定出来たら見てみたいのですが。。。
現在当店にアルビノのサソリの販売予定個体はいませんが、いずれ販売できるよう努めます。日々チェックよろしくお願いいたします。