人気のタランチュラ、コバルトブルータランチュラのカラーフォームについて纏めます。

Cyriopagopus lividus

何度も言いますが、繁殖させる場合はなるべく同便同産地で、混ぜないようにお願いしますよ。



Normal (Thailand)

ラーチャブリー県産
プラチュワップキーリーカーン県産
プラチュワップキーリーカーン県産




タイのノーマルタイプ。
背甲の色が黄色や灰色、黒色、青色と様々なバリエーションがあります。

それらは地域差とする意見も多いですが脱皮直後でもかなり色が変わりますし、個体差も大きいです。

タイ人も同じ産地でバリエーションがあると言っていました。


プラチュワップキーリーカーン県産の個体は美しいスカイブルー色になる個体が多いように感じます。
プラチュワップキーリーカーン県産個体脱皮直後




Normal (Myanmar)
ミャンマー タニンダーリ地方産


ミャンマーの個体はノーマルタイプが多いようですね。背甲が青くなるタイプが多いようですがそこまで数を見ていないので何とも言えません。最近はタニンダーリ地方で採取された個体が来ているようです。



Green Femur = Emerald Green

プラチュワップキーリーカーン県産

プラチュワップキーリーカーン県産個体 脱皮殻



歩脚膝節(Femur)が緑色になるタイプです。

タイのプラチュワップ キーリーカン県 フアヒン郡 にいるとされています。但し、プラチュワップキーリーカーン県産個体全てがGreen Femurになるわけではないらしく、タイ人曰く、プラチュワップキーリーカーン県産個体のうち2~3%がGreen Femurになるそうです。私はやったことがないので真偽は不明としておきます。


また、Green Femurでも基本は青色です。上の個体もGreen Femurということで高く買いましたが緑要素はほとんど感じられません...

脱皮直後に緑色が発色するだけ、と思っていた方が良いかもしれません。今回販売する個体はまだ脱皮直後を見ていませんので緑色の発色を保証しておりませんのでご了承ください。





但し成熟してからは脱皮後緑色にならないかもしれません。 このあたりは分けられたのが最近なのでまだ検証数が少ないです...

タイ ラーチャブリー県 タヤンにもGreen Femurがいるというのをヨーロッパ人が言っておりましたがタイ人はラーチャブリー県にはノーマルタイプしかいないと言っておりましたのでこれは怪しいです。




(Midnight Blue)

カンボジアのカルダモン山脈で発見されているコバルトブルーに似た種類です。

流通当初はCyriopagopus lividus "Midnight Blue"と呼ばれていましたが、コバルトブルーとは別種ではないかという説が浮上し、現在有力です。


そこで、最近ではCyriopagopus sp. "Midnight Blue"とされることも多くなりました。C. lividus "Cardamom" として流通していたものも同じと考えられますが一応流通名は異なりますので混ぜない方が無難かと思います。


他にCyriopagopus lividus "Malaysia" というのも最近見ますがこれに関しては実際に見てないので特に話すことは無いです。


というわけで、コバルトブルーも産地毎に繁殖した方が良いと思います。

産地が分かるものは出来るだけ記載して販売致しますのでチェックをお願い致します。今回はプラチュワップキーリーカーン県産個体です!